QRコードの横に何を書く?行動を促すコピーの例
コードのすぐ横に、相手が何を得られるかを短く書きましょう。「スキャンで本日のメニュー」「スキャンで20%オフ」「スキャンでWi‑Fiに接続」のように。コードだけでは、理由もわからないまま信用してほしいと頼んでいるのと同じです。結果を示す短い一文があれば、迷わせずに済みます。スキャン先が支払いページや個人情報を求めるフォームなど、ためらわれそうな場所なら、そのことをもう1行書き添えましょう。
コードより言葉が大事な理由
人がスキャンするかどうかを決めるのは1〜2秒で、たいていは別のことをしながらです。コーヒーを待っているとき、ショーウィンドウの前を通るとき、テーブルに座っているとき。コードだけでは、何が起きるのかまったくわかりません。メニューが開くのか、アプリストアか、登録フォームか、それとも避けたい何かなのか、推測するしかありません。
QRコードを使ったフィッシングのせいで、人々はより慎重にもなっています。スキャンで実際に起きることと一致したわかりやすい一文は、信頼できる印象を与えるための要素です。看板に「スキャンでメニュー」とあって本当にメニューが開けば、あなたのコードは安全だと覚えてもらえます。ログインページが開けば、その逆を覚えられてしまいます。
シンプルな型
良いCTA(行動喚起)の多くは、次の3つの型のどれかに当てはまります。
| 型 | テンプレート | 例 |
|---|---|---|
| 動詞+結果 | スキャンで[〜する] | スキャンで注文 |
| メリットを先に | [得られるもの]→ スキャン | 初回無料:スキャンで予約 |
| 疑問に答える | [疑問]?スキャン | アレルギーが心配?スキャンで原材料を確認 |
動詞は具体的に。「スキャンで支払い」は「ここをスキャン」に勝り、「スキャンで音声ガイド」は「詳しくはこちら」に勝ります。スペースが限られるなら、結果だけでも構いません。「メニュー」「Wi‑Fi」「出欠回答」。
場面別の例
飲食店・カフェ
- スキャンで注文(お席でお支払いも)
- 本日のメニュー:スキャン
- 無料Wi‑Fi:スキャンで接続
- お気に召しましたか?スキャンでレビューを
- アレルゲン情報:スキャン
店舗・パッケージ
- スキャンでお手入れ方法
- 残りわずか?スキャンで再注文
- スキャンで保証登録
- スキャンで次回のご注文が15%オフ
- 製造のこだわり:スキャン
イベント・結婚式
- 出欠のご回答はこちら
- 写真をシェア:スキャン
- スキャンでスケジュールと地図
- あなたのチケット:入口でスキャン
- スキャンでゲスト用Wi‑Fiに接続
不動産・美容室・地域のサービス
- スキャンで写真・価格・間取り図
- 次回のご予約はこちら
- スキャンで内見予約
- 初回無料:スキャンで予約
- スキャンで営業時間と道順
個人・ビジネス
- スキャンで連絡先を保存
- ポートフォリオ:スキャン
- 見つけたらスキャンしてください(ペットの迷子札)
- つながりましょう(展示会の名札)
画面・プレゼンテーション
- スキャンでスライドを入手
- スキャンでアンケートに回答
- ワークシートをダウンロード
- 動画をすべて見る:スキャン
言葉をどこに置くか
フレームに。 コードのすぐ上か下にあるラベル帯は、コードの一部として読まれます。視線が両方に同時に向かうので、最も効果的な位置です。
コードの横に。 一文を書くスペースがあるポスターやパッケージなら問題ありません。コードからコード1つ分の幅以内に置きましょう。
コードの中に。 パターンの中央に文字を入れられる生成ツールもあります。気が利いて見えますが、こすれや反射から守るはずの誤り訂正の余裕を消費してしまいます。フレームのラベルのほうが安全です。
ブランドではなく、その瞬間のために書く
看板で効くキャッチコピーが、コードの横で効くことはまずありません。スマートフォンを手にした人が知りたいのはただ1つ、「これをスキャンしたらどうなるの?」です。比べてみましょう。
| 弱い | より良い | 理由 |
|---|---|---|
| もっと発見しよう | スキャンで詳細スペック表 | 結果を示している |
| つながろう | Instagramでフォロー | 行き先を伝えている |
| スキャンしてね! | スキャンで席を予約 | 理由を与えている |
| 食の未来を体験 | スキャンで注文 | 気の利いた言葉より明快さ |
文字のサイズとコントラスト
CTAは、コードと同じ距離から読めなければなりません。卓上カードなら10〜12ポイントで十分です。1m離れて読むショーウィンドウの掲示なら、24ポイント以上を目安にしましょう。文字にも、コードと同じく明るい地に暗い色のルールを当てはめます。
縮めるのではなく、訳す
読み手が複数の言語を使うなら、1つのフレームラベルに無理に詰め込まず、両方の言語の一文をコードの横に置きましょう。多くの生成ツールではフレームの文字を自分で設定できます。逐語訳ではなく、それぞれの言語で自然に書いてください。たとえば「Scan to order」はドイツ語なら、直訳より「Scannen & bestellen」のほうが自然に読めます。
スキャンだけでなく、約束をテストする
印刷したコードをテストするときは、Wi‑Fiではなくモバイル回線のスマートフォンで、文字で約束したものが開くか確認しましょう。「メニュー」と書いてあるのにPDFの読み込みに8秒かかるなら、約束は破られています。動的コードなら行き先は後から刷り直さずに直せますが、言葉は印刷されているので、ずっと事実であり続ける必要があります。
デザインとラベルの組み合わせをすぐに使いたいなら、QRコード事例集に上記の各場面のテンプレートがあり、どれもフレームラベルを編集できます。
よくある質問
QRコードに最適なCTAは?
最適なのは、スキャンの結果を短く示すものです。「スキャンで注文」や「スキャンで20%オフ」のように。コードが実際に開くものと一致している必要があります。「スキャンしてね」や「詳しくはこちら」のような漠然とした言葉では、スキャンする理由になりません。
QRコードに「スキャンしてね」と書くべき?
「スキャンしてね」は、そのコードが自分に向けたものだと伝わる点で何もないよりましですが、何が得られるかはわかりません。スペースがあれば結果に置き換えましょう。「スキャンでメニュー」「スキャンで出欠回答」。
QRコードの中に文字を入れられますか?
誤り訂正を高くすれば、中央に小さなロゴや文字を置くことはできますが、損傷や反射への耐性が下がります。コードの上か下のフレームラベルに書いた文字のほうが読みやすく、読み取りにも影響しません。
年配の方向けのQRコードには使い方の説明が必要?
手紙、地域のお知らせ、薬局のチラシなど、スキャンしたことのない読み手が多そうな場所では、「スマートフォンのカメラを開いてコードに向けてください」のような短い一文が役立ちます。ほとんどのスマートフォンのカメラはアプリなしでQRコードを読めるので、何かをダウンロードするよう伝える必要はありません。